お年寄りが楽しめる食事

女性

噛まなくても味わえる

高齢になると人は年々体力が低下していきますが、それは腕や足などの部位に限りません。食べ物を噛む力、呑み込む力も衰えてきます。そのため、高齢者の食事においては、「お口の体力」に応じた調理上の工夫が必要になってきます。ソフト食は、そんな高齢者のために考案されたメニューです。食材はどれも舌で押しつぶせる程度の柔らかさに調理してあるので、力を入れて噛む必要がありません。また、呑み込む際にも苦労しなくて済みます。高齢者のためのメニューとしては、他にミキサー食と呼ばれるものがおなじみです。これは、すべての食材をまとめてミキサーにかけ、ペースト状にした食事です。嚥下機能の低下が著しい人や、胃が弱くなった人などに向いています。これに対してソフト食は、それぞれの食材を原形をとどめたまま調理するか、いったんペースト状にした後に元の形に近いところまで再成形して盛りつけます。そのため、外見が普通の食事に近く、見た目にもおいしさを感じられるメニューとなっています。ソフト食は高齢者向けの食事として人気を集めており、インターネット上などでも多くのレシピが紹介されています。ただ、家庭で作る際は気をつけるべきことが1つあります。それは、調理法が特殊であるため使える食材がある程度限られ、結果的に栄養バランスに偏りが生じやすくなることです。献立を考える際は、普通食以上にバランスに気を使う必要があります。最近では手軽にソフト食を楽しめる宅配サービスも増えてきているので、メニューのバリエーションに困ったり毎日の手作りが負担になったりした時に活用すると便利です。

Copyright© 2017 需要が高まっている介護職|ソフト食の魅力を詳しく紹介 All Rights Reserved.